第二部の11,被造物とは何か ◎被造物とは 限界なく偏在する無数の神の想念の総和である。 愛だけが創造し、それ自体と同質のものだけを創造する。 愛が創造したすべては常に存在し それが存在していなかったという時もない。 また、愛が創造したものが失われる時がくることはない。 いつまでも永遠に 今あるままに在り続け、時が過ぎ 時間が消え去った後も不変である。 ◎神の想念には、それらを創造した 神の力が授けられている。 神は、延長により愛を増大させようとするからである。 神が永遠に一なるものであるようにと意志したものは 時間が終わった後も依然として一なるものであり 時間の経過により変わることはない。 ◎被造物は真理そのものであるから すべての幻想の対極にある。 どの部分も神の意志であり その一体性が侵されることはないと永遠に約束されている。 ◎神の子である私たちこそが被造物である。 今も自分たちと神は一体である。 愛は、愛の想念であるすべての神の子とともにとどまるので 愛の確かさも神の子のものである。 神についての記憶は私たちの神聖な心の中に宿り その心は創造主と一体であることも覚えている。 この記憶を取り戻し 正気に返り 神に創造されたままの自分でいること これだけを私たちの昨日としよう。 ◎父が私たちに呼びかけている。 私たちは父の声を聞き 聖性そのものである創造主の名において 被造物を赦す。 父なる神に創造された被造物は神の聖性を共有しており その聖性は今も私たちの一部である。