今日から 第二部の13、奇跡とは何か に入っていきます! 1,奇跡とは訂正である。 それは創造することはせず、実際何の変化ももたらさない。 奇跡はただ惨状を見つめ、そこに見えるものが虚偽であると 心に思い出させるだけである。 それは知覚を超えるところまで進もうとせず 赦しの機能を超えようともしない。 それゆえに 奇跡は時間の枠内にとどまる。 それでもそれは 超時性が戻って 愛が目覚めるための道を開く。 奇跡がもたらす優しい癒しのもとでは 恐れは必ず消えていくからである。 2,奇跡はひとつのものとして与えられ 受け取られるので 恩寵の贈り物を内包している。 奇跡はそれまで本末転倒していた知覚を逆転させ 奇妙な歪曲を終わらせる。 そのとき、赦しが正当なものとみなされる。 3,赦しは奇跡の拠点である。 呪いを意図していたものが祝風を与えるようになる。 喜びの光の中にある 創造主と被造物への普遍なる祭壇を飾る。 4,奇跡ははじめは信じることから始まる。 奇跡を求めるということは 心が自ら見ることも理解することもできないものを思い描く用意ができたということを 示唆するからである。 信じることによって 奇跡の土台となるものが本当にそこにあると証しするものがもたらされる。 そうして奇跡は あなたがそれを信じたことが正しかったと納得させてくれる。 あなたがそこにあると思っていたものから贖われている世界である。 5,奇跡は飢えと渇きに苦しむ生き物たちが死ぬためにやってくる乾いた埃まみれの世界に 天から降り注ぐ癒しの雨のしずくである。 今や、彼らは水を得た、 今や世界は緑に包まれる。 あらゆるところに生命のしるしが芽吹き 生命あるものは不滅なので うまれたものが死ぬことはないと教える。