世界とは、誤った知覚である。
誤りから生じており、その源である誤りから一度も離れたことはない。
世界が存在するのは それを生み出した想念が大切にされている間だけである。
分離の想念が真の赦しの想念に変われば
世界はまったくことなるものに見えてくる。
それは真理に至る見方であり
真理の中では全世界とともにその誤りも消滅する。
世界は神に対する攻撃として作り出された。
それは恐れを象徴している。
幻影を作り出す器官が生じ
五官は探すようにと与えられているものを見付けにいく。
五官は世界の幻想の中に
虚偽からは隔離された真理が存在する確固とした基盤だけを見る。
しかし、本当の真理からは隔離されて保持されている幻影に他ならない。
視覚は真理から遠ざかるために作られたが
それを逆方向に向けなおすことも可能である。
神が世界の救済者として任命した聖霊により
音声は神にかわって私たちによびかけるものとなり
すべての近くには新しい目的が与えられる。
聖霊の光に従い
聖霊がみる通りに世界を見なさい。
聖霊の声だけを聴きなさい。
平安と確かさを、聖霊から与えてもらいなさい。
私たちは世界を救わなければならない。
死にゆくものとして作り出されたものが永遠の生命を取り戻せるようになるためには
世界を作り出した私たち自身が
キリストのまなざしを通して世界を見なければならない。