第2部の5「肉体とは何か」
①肉体とは、神の子が自らの自己のいくつもの断片をそれぞれ切り離しておくために
自分で築いたと思い込んでいる囲いである。
彼は自分がこの囲いの中で生き
いずれそれが朽ちて崩れ去るときには自分も死んでいくと思っている。
この囲いの中にいれば、愛を締め出しておけるので
自分は安全だと思っている。
②肉体は持続しない。
だがこのことを、彼は二重の安全性と見る。
なぜなら、神の子が不滅ではないということは
彼の囲いがうまく機能し
彼の心が囲いに与えた任務を果たしている「証拠」だからである。
③肉体は夢の一つである。
他の夢と同様に、肉体も時には幸福を描き出すように見えるが
突如として、あらゆる夢の根源である恐れへ逆戻りすることがある。
真理において、愛は創造するだけで、恐れはあり得ない。
④肉体は、神の子が正気に戻るための手段である。
すでに天国というゴールが地獄での探求と入れ替わっている。
神の子は兄弟に手を差し伸べ
自分と一緒に道を歩むように兄弟を助ける。
その時肉体は神聖である。
心を葬り去るために作り出された肉体が
今や、心をいやすのに役立つようになる。
⑤あなたは自分を安全にすると思うものと一体感をもつ。
それが何であれ
あなたはそれが自分と一体だと信じる。
あなたの安全は真理の中にあり
偽りの中にはない。
愛があなたの安全である。
恐れは存在しない。
愛と一体化すれば、あなたは安全である。
愛と一体化すれば
あなたは我が家に帰っている。
愛と一体化して、あなたの自己を見出しなさい。
今日は以上です。
肉体をいただけたから、人間として生まれることができた。
今日も自分の肉体に感謝しながら過ごしましょう!